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「 自 画 像 」





僕が書いたものたちは

みんな僕の自画像です

全然似てはいないけど

僕の自画像なんですよ



言動にならない

僕の真実を

見つけて認めてくれる人

その誰かのためにならば

一生懸命に尽くし抜いて

たとえ死ぬことになっても

一つも悔いはないでしょう



他には何も要らないのです

人の唯一の苦しみは

真心を認められないことだから

愛されなくても喧嘩をしても

ただ真心さえ認められれば

まっすぐに生きていける

僕がどんなに矛盾に満ちていても

全て真心を尽くしたいだけだと

そう、認めてくれるのならば



真心を否定されるとき

人はみんなねじ曲がります

子供は特にそうだけれど

大人だって同じですよ

そして悪意を覚えていくのです

ああ、真心を認めない人は

殺心鬼という名前です

生命を奪うよりも意地汚くずる賢く

地球の上をねじ曲げています

この星が滅ぶとすれば

彼らの業績です



僕の自画像を見て下さい

全然似てはいないけれど

僕は真心で生きていて

そして殺心鬼なのです


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