かぶらずし

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出会いがもたらした郷土食

11月下旬になると、富山では初雪が降り、蕪と鰤が出回りはじめます。その両者の出会いから生み出されたのが、このかぶらずしです。

材料

2日前の準備

  1. カブは皮を厚めに剥き、縦4つ割りにし、さらに4等分して、それぞれに切り目を入れる。このとき、両脇に割り箸を置くと、切り目を入れやすい。 絵:かぶを切る
  2. 塩は、カブの重さの5%になるように正確に計る。漬物器に塩をふり入れながらカブをきっちり並べ、カブの重さの約3倍の重石をして、気温の低い部屋に2日置く。途中、水があがってくるので、カブの上まで水があがったら、重石を弱める。

半日前の準備


  1. 固めに炊いたご飯と麹をボールで混ぜ合わせ、こたつの中など暖かいところに半日置いておき、どろっとなったら取り出して冷ます。
  2. ブリの切り身には塩(ぶりの重さの5%程)をして、そのまま半日置いておきます。

漬け込み


  1. ニンジンは千切りにする。
  2. ブリの切り身は32個に等分なるようにそぎ切りし、軽く酢で洗う。
  3. 塩漬けにしておいたカブの間にブリをはさむ。
  4. 漬物鉢にカブをきっちりと一段並べ、人参をちらし、麹を入れ、段々に重ねてゆく。
  5. 全部並べ終わったら、重石をして10日から2週間ほど置く。途中水があがってくるので、タオルなどで吸い取る。